令和6年度の補正予算案が閣議決定され、省エネ性能の高い住宅を普及させるための新たな制度が注目を集めています。その名も「子育てグリーン住宅支援事業」。
最大160万円の補助金が新築住宅に支給されるという内容で、特に家族の未来を見据えた住宅購入やリフォームを検討している方には見逃せない制度です。
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省エネ住宅支援の背景
日本政府は「2050年カーボンニュートラル宣言」を掲げ、住宅分野での省エネ化を強力に推進しています。
これまでも「こどもみらい住宅支援事業」や「こどもエコすまい支援事業」など、省エネ住宅を支援する補助制度を展開してきました。
現在実施されている「子育てエコホーム支援事業」は2024年末で終了予定ですが、後継となる「子育てグリーン住宅支援事業」では、補助対象がさらに省エネ性能の高い住宅に拡大されます。
GX志向型住宅とは?
「子育てグリーン住宅支援事業」で最大補助額160万円が支給されるのは、「GX志向型住宅」が条件です。この住宅は、一般的なZEH(ゼッチ:ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の水準を超える断熱性能と省エネ性能を持つ、まさに次世代型の住まいです。
具体的な条件として、以下が挙げられます。
【GX志向型住宅の条件】
- 断熱等性能等級6以上
- 再生可能エネルギーを除いた一次エネルギー消費量の削減率「35%以上」
- 再生可能エネルギーを含む一次エネルギー消費量の削減率「100%以上」
※国土交通省資料 引用
また、GX志向型住宅には、太陽光発電や風力発電といった再生可能エネルギー設備の設置が必要です。これにより、化石燃料に依存しない脱炭素社会を目指す「グリーントランスフォーメーション(GX)」の実現に貢献します。
ZEHとの違いは?
これまで省エネ住宅の最高基準とされてきたZEHと比較すると、GX志向型住宅はさらなる進化を遂げています。
- 断熱性能の向上: ZEHでは断熱等性能等級5が基準でしたが、GX志向型では等級6以上が求められます。
- 一次エネルギー消費量の削減率アップ: ZEHでは20%以上の削減が求められましたが、GX志向型では再エネを除く場合でも35%以上、再エネを含む場合はさらに高い削減率が必要です。
これにより、断熱窓や高性能断熱材、高効率給湯器などの設備が求められるため、住宅の省エネ性能が飛躍的に向上します。
補助制度を活用するポイント
「子育てグリーン住宅支援事業」を活用するには、次の点に注意しましょう。
- 設計段階から省エネ性能を確認: 建築士や住宅メーカーと相談し、補助金対象基準を満たす仕様にする必要があります。
- 再生可能エネルギーの導入を検討: 太陽光発電や蓄電池などを組み合わせることで、補助金額を最大化できます。
- 早めの申請を心がける: 予算上限に達すると受付終了となるため、早期に情報収集を始めましょう。
まとめ
ヘルシーホームで実現する省エネ住宅
「子育てグリーン住宅支援事業」を活用することで、最大160万円の補助金を受け取りながら、省エネ性能が高い住宅を実現できます。
岡山を中心に多くの実績を持つヘルシーホームでは、GX志向型住宅の設計にも対応し、最新の省エネ技術を取り入れた家づくりを提供しています。
家族の未来を見据えた快適で環境に配慮した住まいを、ぜひヘルシーホームと一緒に実現してみませんか?