収納が多い住宅と聞くと、メリットしかないように感じる方も多いでしょう。
しかし、収納が多すぎるとデメリットになる可能性があります。
今回は、収納の多い間取りのメリットとデメリットについて解説します。
また、場所別の収納のポイントについても解説します。
ぜひお役立てください。
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掃除や片付けを楽に!収納の多い間取りのメリットを解説!
収納の多い間取りのメリットは、主に3つあります。
1つ目は、部屋が散らかりにくいことです。
収納が少ない場合、生活とともに増える物の収納場所に困り、部屋が散らかりやすいです。
当然部屋に生活感が出てしまいますし、空間の美しさを損ねるでしょう。
空間を美しくするために、物をインテリアとして飾るように収納するケースもあります。
オープンな収納を用いて、飾り方によってはおしゃれに見えるでしょう。
ただ、この方法は収納できる物が限られてくるため、こだわりがない方にはあまりおすすめしません。
2つ目は、片付けや掃除が楽になることです。
例えば、急な来客の際に片付けが大変だと困ってしまいますよね。
収納に余裕があれば、そのような場合でもすぐに物を片付けられるため便利です。
また、普段から物が散らかりにくくなるため、日ごろから物が散乱することも減るでしょう。
物が散らかっていると、ホコリの原因となります。
そのため、使わない物はできる限り収納しておくべきでしょう。
収納が多いと、しまう場所に余裕があるため、片付ける場所に困ることが少なくなります。
部屋に物が少ないほど掃除ロボットの効率は上がるため、収納が多い家の方は掃除ロボットを導入すると、さらに効率よく掃除できるでしょう。
3つ目は、生活スタイルに柔軟に対応できることです。
多趣味の方やお子様がいらっしゃる方の場合、趣味の道具やお子様のスポーツ用品、遊び道具などを収納するだけの広いスペースが必要です。
お子様の成長やご自身の新たな趣味に合わせて、必要な収納の量は増加します。
収納が多いとその際にスムーズに対応できます。
ただ、収納が少ない場合は以前の趣味の道具を捨てたり、新たな趣味を諦めたりする必要があるでしょう。
実は注意が必要?収納の多い間取りのデメリットを解説!
収納が多い間取りのデメリットは、3つあります。
1つ目は、必要に応じて広い敷地が必要になることです。
収納を広げるため、部屋に利用できる面積は小さくなります。
あまり余裕のない住宅で収納スペースを広げてしまうと、間取りに余裕がなくなり、快適に生活できなくなるリスクがあります。
そのため、部屋の広さや開放感を重視したい方にはあまりおすすめできません。
敷地が狭い場合は、もう少し広い住宅を選ぶか、部屋の面積を減らす必要があります。
2つ目は、必要以上に物を買ってしまう可能性があることです。
収納スペースが増えると収納できる物が増える半面、その余裕から必要のない物まで買ってしまう可能性があります。
置く場所があるからといって安易に物を購入するのではなく、後々使わなくなって困らないかを慎重に検討しましょう。
3つ目は、活用できない収納が増えることです。
収納が多い場合は普段よく使う収納と、あまり使わない収納に分かれてしまいます。
収納は多いものの、活用できなければ意味がありませんよね。
収納に余裕を持たせておくことは大切ですが、無駄に収納を設けるべきではありません。
将来どの程度収納が必要になるのかを想定しながら余裕のある収納を設けるべきでしょう。
収納のポイントは?場所別に解説します!
収納のポイントは、場所によって大きく異なります。
例えば、リビングには大きな収納、キッチンには細かく整理できる収納を設けると良いでしょう。
これらを理由とともに解説します。
1つ目は、リビングです。
リビングは家族の共有スペースのため、比較的ものが散らかりやすいです。
そのため、大きめの収納を設けておくと良いでしょう。
ポイントは、すぐに出し入れできるような位置に設けることです。
2つ目は、キッチンです。
調味料や調理器具、食器など大きくはないものの、かなりの数の物を収納できる場所が必要になります。
ポイントは、収納の仕方を工夫することです。
調味料や菜箸のような調理器具は、すぐに出せる場所に配置したり、使いやすいようにしたりしましょう。
3つ目は、寝室です。
寝室のクローゼットは、複雑でないものを選ぶと良いでしょう。
シンプルな構造の物であれば、後から仕切りを追加して細かい収納スペースを作れます。
しかし、複雑なクローゼットから1つの大きな収納スペースは作れません。
将来の生活スタイルの変化に備えて、クローゼットはなるべくシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
まとめ
今回は収納の多い間取りのメリットとデメリットについて解説しました。
また、場所別の収納のポイントについても解説しました。
意外にも収納が多いことによるデメリットはあるため、ある程度間取りに余裕を持たせると良いでしょう。