どんな注文住宅を建てるのか考える際に、間取りだけでなく内装(=インテリア)についても、どのように考えれば良いのか気にしている方は多いと思います。内装が変わるだけで暮らしの印象もガラッと変わるので、ご自身が求めるイメージを具体化しておきたいものです。
本記事では、そんな家の内装デザインを考える際のポイントをご紹介していきます。
コンテンツ
住宅の内装イメージを決める基本的な要素
内装デザインを検討する際に、考えるべきポイントは大きく4つあります。
ここでご説明する4つのポイントを基準にご自身のイメージを具体化しておきましょう。
素材
まず内装の素材です。コンクリートや金属やガラス、プラスチックなどの人工物、木材や石などの自然物と多岐に渡ります。それぞれ見た目や機能・特性が大きく変わるので、特徴を掴んで、希望に合う素材を選んでいきましょう。
質感
素材の次は質感も考えておくと良いでしょう。例えば、素材が木であっても、塗装や加工次第で見え方や肌ざわり、光沢にも違いがあります。そもそもの素材の質感だけでなく、仕上げ次第で印象が全く異なるものになることも知っておきましょう。
形
内装の形も、印象を左右するポイントです。フォルムや線に丸みがあるのか・角ばっているのか、整っているのか・あえていびつな形なのかといったように様々な形状があります。家に置きたい家具や家電の形や柄などの特徴まで含めて良く整理して、形という観点でも全体の方向性を決めましょう。
色
色は赤、青などの色みだけでなく、同じ色でも明暗の違いや、鮮やかさにバリエーションがあります。そのような点まで含めてカラーチャートなどを使って細かく確認し、好みや落ち着くかどうかなどの観点も考慮しましょう。
確実に抑えておきたいポイント
内装デザインと家具はセットで考える
住宅を建てる際に、内装デザインが決まってから家具を考えていくケースが多いと思います。しかし、家具も内装デザインの重要なポイントですから、内装と家具はワンセットで考えるようにしましょう。こだわりたい家具がや好みの家具がある場合、家具も含めて全体の内装デザインを検討しないと、内装と家具がチグハグな印象になる可能性も大いにあります。家具のサイズ感も空間の印象に影響しますので、目指すイメージに対して統一感を出すことを重点に、全体のコーディネートをしていきましょう。
「揃える」を意識する
内装デザインにおいて、それぞれのパーツのバランスは非常に重要です。並ぶものについて「規則性を持たせる」ことを念頭に置いておきましょう。扉の高さや、並んでいる収納、窓の間隔などが例です。人は「釣り合い」が崩れると違和感を感じる傾向にありますので、こうした違和感を極力排除しておくことは忘れないようにしましょう。
床材は妥協せず良いものを選ぶのが吉
床材は、常に直接触れるものです。自分が触れて気持ち良く、快適なものを選ぶことを心がけましょう。また、床は住宅のパーツの中でも占める面積が広いため、床材の素材やデザインで家の中の印象は大きく左右されます。暮らしの中で床は大切なものである、ということを理解しておきましょう。
長期視点を持ってデザインを考える
住宅は長い時間を過ごすことになる場所ですから、長期的な視点で、将来を見据えて内装デザインを考えましょう。検討時に流行りのデザインや好みのデザインがあったとしても、年齢や時代の変化で印象は変わってきます。派手なものや個性的なものは飽きやすい面もあるので、シンプルさとユニークさのバランスを意識して、一番暮らしやすいデザインとはどういったものかを考えていきましょう。
まとめ
内装デザインは、暮らしやすさや日々の気分にも影響するものです。だからこそきちんと整理さえすれば、自由に楽しめ、その後の生活を豊かにできる部分でもあります。ご紹介した基本的なポイントを抑えて、後悔の無いように一つ一つ決めていきましょう。